やっぱり本物は違う!大阪で食べて欲しいホンマに美味い名物・元祖「ねぎ焼」

旅人へひとこと

“ねぎ焼”とは、昭和40年頃に『ねぎ焼やまもと』で誕生した大阪の名物グルメ

はらぺこライターの旅人間です。大阪を中心に全国各地の美味しいモノを食べ歩いています。ご当地グルメや地元民が愛する食堂など、その土地でしか味わえない魅力あふれる店情報をシェアしましょう。

“ねぎ焼” とは…

大阪はコナモンの街、このコナモンって言葉も「粉もの料理」の大阪弁。たこ焼き、いか焼き、お好み焼き…。そして“ねぎ焼”も大阪を代表するご当地グルメの一つ。

誕生秘話!母親の味が大阪の味に

昭和40年頃、大阪の下町・十三の小さなお好み焼き屋で誕生した“ねぎ焼”は、お店を手伝う子供の為に母が作った賄食。それを見たお客さんが「私にも」とリクエストしたのが始まりだという。

その後「ねぎたっぷりのお好み焼き」はメニュー化され、次第に“ねぎ焼”として名物に。特製醤油とレモン果汁のサッパリした味わいも評判、山本家の味は大阪の味として親から子へ引き継がれました。

阪急「十三駅」に到着!

十三駅(じゅうそうえき)は神戸本線、宝塚本線、京都本線の3本線が集結する阪急電鉄の駅。数字で「十三」と書く地名の由来は諸説あるが、京から数えて13番目の渡しがあったからだとか。

そんな十三駅の西口にあるアーケードはトミータウンという。「なぜトミー?」それは「十三」を読み替えるとトミーと読めるからだそう…。

昭和の赴きを残すアーケードを抜け、国道を渡るとスグに『ねぎ焼やまもと』の緑の看板が見えてきます。駅から歩いて約3分ほど。

初めての場合は、迷わずコレでしょ!

お店に到着し、メニューを見て「さて、何にしよう?」と迷うのはちょっと待った!この店の名物は、“ねぎ焼”。これを食べずに帰るのは勿体ない。
一番のおすすめは「すじねぎ」です。

鉄板をコの字型に囲んだカウンター席、目の前ではエンターテイメントのショーを見るように手際よく焼かれています。

目が合うと「決まった?」と優しい笑顔。

「すじねぎ」で~!

オーダーが入れば、パパパパパパパパッ!と作りだす。

スピード感があるも丁寧、そして何よりも無駄のない動きが美しい。

んー?凄すぎるんですが…。これは普通じゃない。

お話を聞けば、調理をしてくれているのは創業時にお母さんからねぎ焼を焼いてもらっていたという三姉妹の一人。まさに山本家のレジェンド、その人だった。

「今も現役で焼いてるんですか?」

「みんな元気で焼いてるんよー」と。

「常連さんが来たら、この人は濃い味が好きやなーと思いながら作ったり、その人にあわせて一番美味しく作るようにしてんねんでー」と笑顔で話してくれた。

国産和牛のスジ肉と甘辛く煮た国産コンニャクが…

一度食べたらわかりますが、この相性がたまらんのです。

あぁ~たっぷり入ってる!

見て分かるふわふわ感…

特製醤油の後にレモンをギュッと絞って完成!

うわっー!最高です。

写真を撮らせてもらうと「ねぎ焼は写真映えせえへんやろ~」と。

確かに…。写真映えはしません。

しかし、この臨場感、この香ばしさ、この弾けるような躍動感、写真や動画で全てが伝わるワケがない。見栄えと味のギャップが最高なんですよ。

美味しいのは百も承知だが…

いつ食べても斬新。想像と期待感を遙かに超えて来るふわふわ感。それでいて香ばしい口当たり、それにネギの旨みとスジコンの甘みが重なった時の食感は他に類がない。

やっぱり本物は違う!街を歩けば色々な所で“ねぎ焼”の名を見かけるが、ぜひ本家本物の味を体感して欲しい。ちなみに、“ねぎ焼” は『ねぎ焼やまもと』の登録商標です。

ねぎ焼やまもと 本店

〒532-0024 大阪府大阪市淀川区十三本町1丁目8-4

「ねぎ焼やまもと」公式サイト

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*この記事は2023年9月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:旅人間

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