【北京共同】中国の習近平国家主席は30日、北京の天安門広場で開かれた革命や抗日戦争の英雄を追悼する「烈士記念日」の式典に出席し、記念碑に向かって黙とうをささげ献花した。共産党や政府の幹部らも参列したが、1カ月にわたり消息不明となっている李尚福国務委員兼国防相の姿は見当たらなかった。
習指導部は2014年に愛国キャンペーン強化の一環として、国慶節（建国記念日）の前日を烈士記念日に制定。今年で10回目を迎えた。式典には習氏ら党最高指導部メンバーが最前列に並び、国務委員も出席した。
一方で、8月29日を最後に動静が途絶えている李氏の参列は確認できなかった。
