全国植樹祭盛り上げへ苗木植える 恩原高原、家族連れら750本

苗木に土をかぶせて植樹する家族連れ

 2024年5月に岡山市で開催される「第74回全国植樹祭」を前に、岡山県鏡野町上斎原の恩原高原スキー場で30日、記念事業の植樹イベントが開かれ、県内から参加した家族連れら約100人が苗木の植え付けや木工体験を通じて開催機運を盛り上げた。

 植樹はヤマザクラ、トチノキ、ナツツバキなど11種類の苗木約750本が用意され、午前と午後に分けて取り組んだ。午後は伊原木隆太知事や同町の山崎親男町長が記念植樹。その後、家族連れらが斜面の穴に20~80センチ程度に育った苗木を植え、スコップで丁寧に土をかぶせた。参加者は木工コーナーで、切った丸太に穴を開けて仕上げる鉛筆立て作りなどにも挑んだ。

 岡山市立伊島小5年の男子(11)は「さまざまな種類の苗木を植えることができた。大きくなるのが楽しみで、成長した姿をまた見に来たい」と話した。

 植樹イベントは県などでつくる県実行委が開催。11月末までに新見、津山、高梁市、勝央町でも実施する。

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