軽い車体と270度クランクでコーナーが楽しい・MT-07【バイク買取調査隊】

MT-07の車種プロフィール

2014年8月に発売されたMT-07は、兄弟モデルのMT-09と同じように日常域でのライディングでライダーの意のままに扱えることを目指したモデル。688cc・270度クランクの水冷並列2気筒DOHCエンジンは、MT-09と同様にトルク特性が分かりやすいクロスプレーンコンセプトの設計思想に基づいて開発された。このエンジンとコンパクトかつ軽量な車体との組み合わせによって「市街地でもファンライド」を実現している。[(https://www.bikebros.co.jp/catalog/7/1_13/)

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車両の特徴

ABSなしのモデルはわずか179kg。
中型クラスと同等の180kgを切る軽さによって、ビギナーや女性ライダーにも扱いやすい車体となっている。

270度クランクを採用するこのエンジンは燃焼が不等間隔になっており、タイヤのグリップを休ませる/加えるといった伝達を繰り返しながら駆動するため、悪路やウエット路面で滑りにく特性を持つ。

スリムで軽量な車体に扱いやすいエンジンの組み合わせによってスポーティさと高い汎用性を兼ね備えたモデルに仕上げられており、エントリーユーザーからベテランまで幅広い層が楽しめる。

なお、燃料はレギュラー指定のため経済的であり、実用面においては、リヤのタンデムシートを裏返すとベルト式の荷かけフックが出てくるといったデイリーユースに配慮した機構も備えている。

エンジン

新開発の並列2気筒エンジンを搭載。
ボア×ストロークは82mm×68.5mm、排気量は689cc。前述のとおり270度クランクを採用している点が大きな特徴だ。
ダイレクトメッキシリンダーやオフセットシリンダー、1軸バランサーなどの最新技術も投入されている。

最高出力は73ps/9,000rpm、最大トルクは68N・m/6,500rpm。
この6,500rpmというやや低めの最大トルクの発生回転数により、689ccの排気量からは想像できないほど太いトルクを発揮してくれる。
もちろん高回転域までキレイに回るエンジンなので、どの回転域でも楽しく走れるエンジンだ。

足回り

フロントはΦ41mmのインナーチューブを持つ正立式フォーク。
リヤはショックユニットを水平近くまでレイダウンした(寝かせた)モノクロスサスペンションを採用している。

フロントブレーキはフローティングタイプのダブルディスク、リヤはシングルディスクという構成。
フロントブレーキをかけたときのフォークの入り方がしなやかで、奥の方でしっかりと踏ん張る印象。
サスペンションとのバランスも良好だ。

リヤブレーキは、軽めにペダルを踏んで車体のコントロールを積極的に行いたくなるような扱いやすい仕上がり。

もちろんABSモデルの方が安心度は高いが、仮にABSなしのモデルでも、このリヤブレーキが車体を安定させられるため怖さを感じにくい。

走り

アクセルを素早く開けたときは、まるでクルーザーモデルのようなドロドロという強い蹴り出しとバイブレーションを伴いながら加速するフィーリングが味わえる。

ハンドリングは直線での安定感が高く、それでいながらコーナーでのフットワークも秀逸。
コーナーが近づいてきてブレーキングと同時に車速が落ちてくると、ひらひらと自由自在にコントロールできるキャラクターで、どんなシーンでも安心感が高いハンドリングに仕上げられている。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります

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