ラツィオ、ルイス・アルベルトが今夏の“軍曹”退団を残念がる 「新加入選手と責任を共有しなければ」

[写真:Getty Images]

ラツィオの元スペイン代表MFルイス・アルベルトが前を向いた。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

今やラツィオの最古参の1人となったルイス・アルベルト。リバプール時代は存在感を発揮できなかったが、スペイン人らしいファンタジスタはラツィオで攻撃のタクトを振るい続け、クラブ通算270試合出場を誇る。

今シーズンもセリエA開幕7試合全てにフル出場する一方、昨季2位のチームは早くも3敗とやや低調なスタート。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じた背番号10は、“軍曹”セルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(現:アル・ヒラル)の今夏退団を残念がった。

「僕自身はセルゲイ退団の呪縛から解放されていない。恋しくないはずがないよ。共にプレーした7年間で僕たちはお互い、チームで責任を負う立場だったけど、今は新しく来た選手たちと責任を共有しないといけない」

“責任”というワードを繰り返したルイス・アルベルト。2016年夏加入の同期であり、盟友でもあるイタリア代表FWチーロ・インモービレとロッカールームからチームをけん引する。

「チーロは問答無用でラツィオのアイコン。僕が彼をとても尊敬しているのと同じく、ラツィオというクラブも尊敬しているよ。チーロと僕は物事がうまくいかないとき、勝ち点を積み上げれないとき、率先して問題解決に関与しないといけない存在。選手のメンタリティと結果は相互作用だ」

「時にはモチベーションを高めるべく、ほこりを蹴飛ばすかのごとく意図的に大きなリアクションをすることがあるよ。ちょっとした音を出してチーム内に緊張感を作るのが好きだ。その結果は気にしない。自分が正しいと思ってることはやり通さなくてはいけない」

ラツィオは30日、敵地サン・シーロでミラン(セリエA第7節)とのビッグマッチを戦う。

© 株式会社シーソーゲーム