世界4位ペグラ、前週Vのサッカリーに快勝し決勝へ「全力を尽くしたい」[東レPPO]

ペグラが快勝で初出場の東レPPOシングルス決勝へ

9月30日、「東レ パン パシフィックオープン」(東京・有明/WTA500)シングルス準決勝が行われ、第2シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/世界ランク4位)が第4シードのマリア・サッカリー(ギリシャ/同6位)を6-2、6-3と圧倒し、今季2勝目に王手をかけた。

29歳のペグラは、今年の全豪オープンとウィンブルドンでベスト8。今年8月のWTA1000モントリオールでツアー通算3勝目を挙げた。今大会は1回戦が免除されており、2回戦でクリスティーナ・ブクサ(スペイン/同79位)を6-1、6-2、準々決勝で第6シードのダリア・カサトキナ(同13位)を6-1、6-0で下して準決勝に進んだ。

前週のWTA1000グアダラハラを制している世界ランク6位のサッカリーとの対戦となったこの日の試合は、第1セット第3、第5ゲームでブレークしたペグラが一気に5ゲームを連取。5-1と大きくリードを広げると、第8ゲームは7度のデュースの末にキープし6-2でセットを奪った。

第2セットではサッカリーに先にブレークされても動じないペグラ。リターンゲームではセカンドサーブになると一歩、二歩と踏み込んでコンパクトにスイング。速いタイミングでリターンし、サッカリーに3球目攻撃を許さない。

ラリー戦でもコート深くへ正確なショットを放ったペグラが、サッカリーから3度のブレークに成功して6-3。快勝で今季3度目のツアー決勝に進んだ。

試合後、ペグラは「とてもハイレベルな試合をずっとできた。ブレークされたところでもすぐに取り返すことができ、今日はいい形で試合ができたと思う。明日の決勝が楽しみ」とコメント。

決勝で対戦する第8シードのベロニカ・クデルメトワ(同19位)については、「ビッグサーブを放ち、この速いコートでは手強い相手になる。彼女は今日タフな試合を戦っているけれど、シフィオンテクにも勝って自信をつけていると思う。全力を尽くしたい」とした。

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