アストンヴィラ、ブライトンに6ゴール大勝。三笘薫はフル出場も得点ならず|プレミアリーグ

写真:ハットトリックを決めたワトキンス

9月30日、プレミアリーグ第7節のアストンヴィラ vs ブライトンの試合がヴィラ・パークで行われた。

アストンヴィラはブライトン戦に強いオリー・ワトキンズやムサ・ディアビらがピッチに立った。一方のブライトンは三笘薫、ソリー・マーチらに加え、アカデミー出身、18歳のジャック・ヒンシュルウッドがボランチの一角で初先発を飾った。

ともにポゼッションに特徴のあるチーム同士だが、立ち上がりは両チームともに相手のビルドアップに対してハイプレスをかけ、ショートカウンターを狙っていく。最初にチャンスを作ったのはブライトン。6分、ビリー・ギルモアのフィードにペルビス・エストゥピニャンが抜け出してボレーシュートを放つが、これは相手GKに阻まれる。

すると14分、アストンヴィラは相手陣内での素早いボール回しから右サイドのマテイ・キャッシュにスルーパスが通り、グラウンダーのクロスをワトキンズが中央で合わせて先制に成功する。

さらに21分、中盤で相手のトラップミスを拾った19が素早く左サイドに展開し、ワトキンズがドリブル突破。カットインから右足を振り抜き2点目を奪うと、26分には再び高い位置でルーズボールを拾って左サイドから攻め込むと、ワトキンズのラストパスからディアビがシュート。GKが跳ね返したボールを再びディアビが合わせると、これがエストゥピニャンに当たってコースが変わり、OGで3点目が入る。

その後もアストンヴィラが球際の強さやトランジションの速さを発揮しながら何度もチャンスを作り、スコアでも内容でもブライトンを圧倒したまま前半を終える。

ブライトンは後半開始からジョアン・ペドロ、アンス・ファティ、タリク・ランプティを投入し、状況打破を目指す。慎重に立ち上がった相手に対して積極姿勢を見せると、50分には相手陣内での素早いリスタートからジョアン・ペドロが深い位置までボールを運んで折り返し、相手DFがクリアしきれなかったボールをファティが押し込み1点を返す。

さらに畳みかけたいブライトンだったが、アストンヴィラは65分、中盤でボールを奪ったワトキンズがボールを運んでジョン・マッキンへ。マッキンが中央突破する間に右サイドへと進路を取ったワトキンズに浮き球のパスが通ると左足を振り抜いてハットトリックとなるゴールを奪い、再びリードを広げる。

これ以降、アストンヴィラはブロックを敷いて守備を固め、ブライトンの攻撃を無効化していく。さらに85分にはカウンターからジェイコブ・ラムジーがコースを狙ったミドルシュートを突き刺すと、試合終了間際にはドウグラス・ルイスにもゴールが生まれ、これで万事休す。

相手の長所を消しつつ効果的に得点を重ねたアストンヴィラが快勝を飾り、ブライトンはリーグ戦では第3節以来の黒星となった。

次節、アストンヴィラはアウェーでウルヴスと、ブライトンはホームでリヴァプールと対戦する。
 

◉試合結果

アストンヴィラ 6-1 ブライトン
1-0 14分 オリー・ワトキンズ(アストンヴィラ)
2-0 21分 オリー・ワトキンズ(アストンヴィラ)
3-0 26分 OG(アストンヴィラ)
3-1 50分 アンス・ファティ(ブライトン)
4―1 65分 オリー・ワトキンズ(アストンヴィラ)
5―1 85分 ジェイコブ・ラムジー(アストンヴィラ)
6―1 90+6分 ドウグラス・ルイス(アストンヴィラ)

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