チュアメニの移籍後初弾などでジローナとの首位攻防戦を制したマドリーが3試合ぶりの首位浮上!【ラ・リーガ】

[写真:Getty Images]

レアル・マドリーは9月30日、ラ・リーガ第8節でジローナと対戦し3-0で勝利した。

前節終了時点で2位のマドリー(勝ち点18)が、首位に立つジローナ(勝ち点19)のホームに乗り込んだ一戦。

ミッドウィークに行われたラス・パルマス戦に完勝しバウンスバックに成功したマドリーは、その試合から先発を4人変更。ロドリゴやブラヒム・ディアス、アラバらに代えてヴィニシウスやベリンガム、クロースらを先発で起用した。

リーグ戦6連勝中と絶好調のジローナに対し、マドリーは開始早々にピンチを迎える。3分、ツィハンコフの右クロスをゴール前のエレーラがドンピシャのヘディングシュートで合わせたが、これは枠の上。さらに4分には、グティエレスの左クロスからツィハンコフが決定機を迎えたが、シュートは左ポストに弾かれた。

やや後手に回ったマドリーだったが、最初の決定機で先制に成功する。17分、左サイドから攻撃を組み立てると、バイタルエリア左まで侵入したベリンガムが右足アウトサイドでクロスを供給。これをゴール前に抜け出したホセルが右足で合わせると、GKガッサニーガが弾いたがボールはゴールに吸い込まれた。

先制点で勢いづいたマドリーは、21分にもクロースの左CKから中央でフリーのチュアメニがヘディングシュートをゴール左に叩き込み、追加点。さらに28分には、センターサークル付近でボールを受けたベリンガムがファーストタッチで相手DF裏へボールを送ると、そのまま駆け上がりボックス内まで侵攻。GKとの一対一を迎えたが、シュートはGKガッサニーガの好セーブに阻まれた。

前半半ば以降は膠着状態が続いたが、マドリーは前半追加タイム4分にボックス左深くでボールを奪い返したヴィニシウスのクロスからクロースがボレーシュート。これは枠を捉えたが、再びGKガッサニーガのセーブに防がれた。

迎えた後半、2点を追うジローナはツィハンコフを下げてヴァレリを投入。すると50分に右CKからダビド・ロペスがヘディングシュートでゴールを脅かしたが、これはGKケパが好セーブに阻まれた。

膠着状態が続く中、マドリーは71分にチャンス。自陣中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、ボックス右から侵入した叩きつけたがシュート。これはGKガッサニーガが弾くも、こぼれ球に反応した叩きつけたのトラップミスが中央にこぼれると、最後はベリンガムがボレーシュートをゴール左隅に流し込んだ。

試合を決定づける3点目を奪ったマドリーは、直後にベリンガムを下げてセバージョスを入れて温存する。その後も互いに選手を入れ替えながら、ゴールを目指したが拮抗した展開が続く。

すると、マドリーは試合終了間際の94分にアクシデント。自陣からのロングパスで右サイドを突破しようとしたポルトゥに対して危険なタックルを見舞ったナチョが、オンフィールドレビューの末にレッドカードを受けて退場に。

数的不利となったマドリーだが、そのまま3-0で完勝。首位攻防戦を制したマドリーが暫定首位のバルセロナをかわし3試合ぶりの首位に浮上した。

© 株式会社シーソーゲーム