1日からの酒税改正で「第三のビール」の店頭価格が上がるため、石川県内の量販店や食品スーパーで30日、駆け込みでまとめ買いをする人が見られた。
酒税改正で、ビールや発泡酒に比べて割安だった第三のビールの税額は350ミリリットル当たり約9円上がる。店頭価格も同程度上昇する見通しで、350ミリリットルが24本入った1ケース当たりでは200~300円高くなる。
金沢市上荒屋1丁目のヤスブン御経塚店では、第三のビールを3ケース、4ケースとカートに積み込む客の姿が見られた。原田慎治店長は「29日からまとめ買いが急増し、10ケースを一度に購入する人もいた」と話す。店では10月以降、価格を抑えたプライベートブランド(PB)をアピールして客離れを防ぐ狙いだ。
金沢市富樫1丁目のニュー三久泉が丘店では、第三のビールの特設コーナーを設置してアピールしている。このほか、値上がりするペットボトル飲料などをまとめ買いする人も見られた。