レトロアメリカンの世界へ。あなたが知らない、グアムのもう1つの楽しみ方

海外旅行予約アプリ『NEWT(ニュート)』を運営する、令和トラベルでブランドやコンテンツなどを担当している向井が、実際に訪れた海外の街を紹介していく連載。ブランディングやカスタマーエクスペリエンスの観点から、個人的に感じたその街の魅力を深掘りしていく。

2022年の夏、少しずつ海外旅行も再開されてきた頃。数年お休みしていた海外旅行を再開する第1弾として訪れたのがグアムだった。東京から約3時間半で到着するグアム。時差も1時間しかないので行きやすい海外リゾートとして大人気なのも、実際に足を運べば大きく頷ける。

久しぶりの渡航準備や入国審査などの手続きにドキドキしながらも、あまりの近さに「本当に海外に来たのか?」と思ってしまうほどだった。

美しいビーチ、豊富なアクティビティ、ホテルステイなどのリゾートらしい魅力に加えて、近年ではSNS映えするスポットも話題になっている。

「ピンクの壁」で有名なタモントレードセンター

当時わたしも友人と訪れたこともあり、そういったビーチやフォトスポットも巡ったのだが、この旅の中でわたしが最もときめいたのは、まるで映画の世界に足を踏み入れたような、レトロアメリカンな街並みだった。今回は、王道のビーチやフォトスポットではなく、グアムのもう1つの楽しみ方と題して、レトロアメリカンなグアムの魅力を紹介する。

海外ドラマで魅了された、80年代アメリカ

動画ストリーミングサービスNetflixの大人気シリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』。新シーズンが公開されるたび、世界中が熱狂している。80年代のSFやホラー映画へのオマージュでも有名な本作品は、80年代のアメリカが舞台。ポップで華やかながら、まだデジタル感がないような、フィルム写真が似合うような。わたしにとっては、そんな雰囲気の時代。

ちょうどグアムを訪れる直前にそのドラマを観ていたこともあり、グアムの街を歩いた瞬間びっくりしてしまった。そこは、あまりにも海外ドラマのような世界だった。どの街も、どんどん大きなビルや、大画面の広告に埋め尽くされていく中、グアムは「ポップな素朴さ」を残していた。

街並みもそうだが、写真を撮る手が止まらなかったのが「タガダ グアム アミューズメント パーク」という小さな遊園地。グアムの中心地タモンエリア唯一の遊園地で、夕方から夜しか営業していなかった(わたしたちが訪れた日の営業時間は午後5~11時)。

夜だけの小さな遊園地。なんだか、それだけでもワクワクしてしまう。

アトラクションは4つほどだったが、日本にはない派手さがあって大人ながら楽しめた。夜にはライトアップされて、より一層80年代アメリカの雰囲気に。あのシーンに出ていた遊園地みたい...! と興奮したのを、今でも覚えている。

レストランやカフェもレトロポップ

レトロアメリカンの雰囲気を楽しめるのが街並みやスポットだけじゃないのが、グアムに魅了されたところ。

「Fizz & Co.」はアガニャショッピングセンター内にあるカフェ。ハンバーガーやホットドッグなどのフード、クリームソーダやミルクシェーキなどのかわいいドリンクを楽しめる。

お店の看板からインテリア、ドリンク、なんと店員さんまでポップでとにかくかわいい。ドリンクはアメリカらしいビッグな量なので、頼みすぎには要注意。

もう1つのおすすめは「リトルピカズ」。特にモーニング利用がおすすめで、エッグベネディクトやフレンチトースト、ロコモコなどが提供されている。

個人的なおすすめメニューは、チャモロエッグベネディクト。チャモロとはグアムの伝統料理のこと。ピリ辛のチャモロソーセージとトロトロ卵のエッグベネディクトは、なかなか食べられない組み合わせ。ぜひ試してみてほしい。

たった4日間の週末弾丸旅だったのだが、写真の枚数はすごいことになった。空前の80〜90年代アメリカブームに魅了された方は、ぜひグアムを訪れてみてはいかがだろうか?ビーチやホテルステイ以外の楽しみ方で、虜になってしまうかもしれない。

All photo by Manami

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寄稿者 Manami Mukai [(https://tms-media.jp/contributor/detail?id=38)㈱令和トラベル / 創業メンバー ブランド/カスタマーコミュニケーション担当

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