欧州選抜がタイトル奪還に前進 5ptリードのまま最終日へ

前半フォアサムで難敵に圧勝したビクトル・ホブラン(右)とルドビグ・アバーグ(David Cannon/Getty Images)

◇米国選抜VS欧州選抜◇ライダーカップ 2日目(30日)◇マルコ・シモーネG&CC(イタリア)◇7181yd(パー71)

タイトル奪還を狙う欧州選抜が5ptリードで迎えた2日目は、初日と同じダブルスマッチプレー8試合が行われた。ともに4勝4敗で4pt(勝ち:1pt/分け:0.5pt)を分け合い、欧州選抜が5pt差(欧州選抜10.5pt ― 米国選抜5.5pt)をつけたまま最終日に入る。

午前のフォアサム(ひとつのボールを交互に打つ)では、勢いに乗る欧州選抜が3勝1敗としてリードを7ptに広げた。1組目のロリー・マキロイ(北アイルランド)&トミー・フリートウッド(イングランド)組がジャスティン・トーマス&ジョーダン・スピース組に2&1で勝利。

続く2組目のビクトル・ホブラン(ノルウェー)&ルドビグ・アバーグ(スウェーデン)組も、スコッティ・シェフラー&ブルックス・ケプカ組を9&8の大差で破る。米国選抜は3組目のマックス・ホマ&ブライアン・ハーマン組の1勝にとどまった。

午後のフォアボール(2人が別々のボールでプレーし良い方のスコアを採用)では、劣勢の続く米国選抜が3勝1敗と巻き返した。4組目ではパトリック・カントレー&ウィンダム・クラーク組がマキロイ&マシュー・フィッツパトリック(イングランド)組に勝利し、初日から3連勝のマキロイに初めて黒星をつける。2連覇のかかる米国選抜がようやく本領を発揮し、2ptを奪い返した。

最終日はシングルスマッチプレー12試合を実施。欧州選抜は4ptを加算すればタイトルの奪還が決まる。

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン