株主優待と配当金も!ひと粒で2度おいしい10月の【欲張り銘柄】3選

暑かった夏もようやく終わり、過ごしやすい季節になってきました。食欲の秋と言いますが、筆者は株主優待を利用して食欲の秋を満喫しています。

飲食系企業の多くは自社運営の飲食店で利用できる食事券を株主優待にしています。代表的なのはマクドナルド、すかいらーく、吉野家など、ロードサイドで見かけるチェーン店は、かなりの確率でどこかの株式優待が利用出来るので、新しい店舗を見つけるとどこの系列なのか気になってしまいます。

さて10月は株主優待を実施する企業が少ないのですが、その中から配当金も株主優待もバランスがよい銘柄を3つ紹介させていただきます。


泉州電業(9824)

泉州電業は大阪・吹田市に本社がある電線専門商社です。建設用の電力ケーブルと、自動車などの工場向けFA用ケーブルが事業の2本柱。

【株主優待内容】
Q.株主優待は誰がもらえるの?
A.10月月末日及び現在の株主名簿に記載または記録された100株(1単元)以上を保有の株主が対象となります。

Q.株主優待内容は?
A.保有期間に応じて1,000円分、または2,000円分のオリジナルQUOカードが贈呈されます。

最近の株主優待全体の傾向として、長期保有の株主に対しての株主優待が手厚くなっています。泉州電業も1年以上保有することで倍増します。

ファースト住建(8917)

ファースト住建は、兵庫・大阪など近畿圏地盤の戸建て住宅分譲会社。近畿圏以外に関東、東海、中国、九州地区にも展開しています。

【株主優待内容】
Q.株主優待は誰がもらえるの?
A.9月月末日及び3月末日現在の株主名簿に記載または記録された100株(1単元)以上かつ連続で1年以上を保有の株主が対象となります。

Q.株主優待内容は?
A.自社商品の買物に利用できるギフトカードが贈呈されます。

配当金も安定しており、1年以上保有することで年に2回、株主優待がいただけるのが魅力。金額は公表されていませんが、300株になると実売2,500円程で販売されているギフトが年に2回頂けるので、申し分ありませんね。

巴工業(6309)

巴工業は遠心分離機を中心とする、分離機器の製造販売と、化学工業製品を中心とした先端商品の輸入販売を行っています。コーポレートページをチェックすると、さまざまな分野で遠心分離機が使われているのがわかります。

【株主優待内容】
Q.株主優待は誰がもらえるの?
A.10月月末日現在の株主名簿に記載または記録された100株(1単元)以上を保有の株主が対象となります。

Q.株主優待内容は?
A.ワイン(子会社取扱い商品)1本が贈呈されます。

画像:巴工業「株主優待」より引用


10月は株主優待を実施する企業が33社と極めて少ないですが、紹介した3社は株主優待もさることながら、配当利回りも比較的よく、株主還元に積極的な企業と言えます。また2社目に紹介したファースト住建は、初年度の株主優待は頂くことが出来ませんが、いわゆる修行期間(4月・10月の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記載)が終了すると、年に2回の株主優待が贈呈されます。

第3のビールの増税など、この10月も値上げが続くことが予想されます。株主優待と配当金は生活の助けになってくれるので、もしNISAの非課税枠が残っているのなら、ポートフォリオに「欲張り銘柄」を組み込むことを検討してみてはいかがでしょうか?

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※本記事に掲載している情報は2023年8月末日時点のものです。
※株主優待の内容は変更される場合がありますので、必ず当該企業のホームページ等をご確認ください。
※本特集は個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。

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