オリオールズの守護神バティースタがTJ手術へ 来季全休濃厚に

日本時間10月1日、オリオールズのマイク・エライアスGMは守護神フェリックス・バティースタがトミー・ジョン手術を受ける予定であることを明らかにした。8月下旬に右ひじ内側側副靭帯の部分断裂が判明したバティースタは、今季中の復帰を目指して調整を行っていたが、オリオールズは無理をさせないことを決断。今季の残り試合だけでなく、来季も全休が濃厚であり、戦列復帰は2025年シーズンということになりそうだ。

現在28歳のバティースタはメジャー2年目の今季、ここまで56試合に登板して61イニングを投げ、8勝2敗33セーブ、防御率1.48、110奪三振の好成績をマーク。リーグ最高勝率を誇るチームの絶対的守護神として君臨し、4月、6月、7月と3度の月間最優秀リリーバーに選出されたほか、オールスター・ゲーム初選出も果たした。

エライアスGMは「ポストシーズンに向けて、(バティースタの復帰が)実現可能で成功する選択肢となるためには時間が足りなかった。無理をさせることに意味はない」とコメント。なお、エライアスGMはバティースタと2025年シーズンまで2年間の契約を結んだことも明らかにしており、バティースタは契約の心配をすることなく、トミー・ジョン手術のリハビリに専念することができる。

また、エライアスGMはバティースタ抜きで臨むことになるポストシーズンの戦いについて「球界最高のクローザーがいるのといないのとでは大違いだ。彼を中心にしてブルペンが形成されていたからね。もう彼に頼ることはできない」とコメント。オリオールズはバティースタ離脱後、セットアッパーのジェンニエル・カノーを軸に、ダニー・クーロム、シオネル・ペレス、DL・ホールらを状況に応じて使い分けていたが、ポストシーズンもクローザーを固定せず戦うことになりそうだ。

なお、エライアスGMは今オフに短期的なクローザーの獲得に動く可能性について「それを考えていないと言えば嘘になる。でも、今はポストシーズンに向けた準備に集中しているよ」と語るにとどめた。

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