宮島訪問税の徴収スタ―ト 1人100円運賃に上乗せ 広島・廿日市市

世界遺産の厳島神社がある広島県廿日市市宮島で、訪れた人から1人100円を徴収する「訪問税」が始まりました。

「宮島訪問税」は、始発便からフェリーの運賃に上乗せする形で徴収が始まりました。

翌月にフェリー会社が廿日市市に、1カ月分を一括納付します。

宮島の住民や通勤・通学者、修学旅行生らは徴収の対象から除かれます。

訪問税は、観光客の増加に伴って問題になっているゴミの処理や、公衆トイレ不足の解消などの費用に充てられます。

観光客

「(宮島訪問税)良いと思う。トイレがきれいなのは嬉しいから税金がそういうのに使われるのだったら嬉しいなと思います。」

廿日市市 松本太郎市長

「世界の宝である宮島の自然・歴史・文化を次世代に継承する財源として有効に活用していきたい。」

廿日市市は、2023年度の訪問税を1億400万円と見込んでいます。

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