「むしり」中は軟らかく外はパリパリ 地域で愛される「鳥忠食堂」【長野・佐久市】

あした食べたくなるイチオシグルメを紹介する「いただきっ推しグルメ」!9月のテーマは「昔懐かしいレトロ食堂」。食堂を始めて74年、佐久市民のソウルフード「むしり」。鶏肉料理が長く愛されているお店です。

ひなどりの、やわらか~いもも肉。皮はパリパリ、中はとってもジューシー。これが佐久地域のソウルフード・むしりです。

【むしり定食1050円(税込み)】

■静岡から
「バリッっていった、皮が。うん!」

1949年創業、佐久市の「鳥忠食堂」。家族で営み、現在3代目です。

■店主・山崎敦雄さん(62)
「一番最初は鶏肉の卸から始まって食堂になっていったんですが、『鳥忠』という名前の通り鳥の専門店だったんです。4代とか、ひ孫が来て孫が来てお父さんお母さん来ておじいちゃんおばあちゃんが来るようなそういうお店で家族連れが多い」

【鶏肉を冷蔵庫から出してくる】

【「ポイント★55年以上同じ鶏肉専門の精肉店から仕入れ」】

【「ポイント★味付けは塩コショウのみ1日以上寝かせる」】

【「ポイント★高温の油でしばらく揚げる(温度・時間は秘密)】

■店主・山崎敦雄さん(62)
「最初は親鳥だった。おじいちゃんが『固いのでむしらないと食べれないから〝むしり〟』と名付けた。なるべく出来立てを提供するように、そこが一番大事」

■静岡から(女性・30代)
「どう食べるんだ…?どこからいくんだ、あつい、超熱い。あ、結構熱い。」
「熱いけどおいしい」

■50年近く通う男性(60代)
「がぶっていくだけです。衣がうまいですね、パリパリパリパリ」

(Q熱くないんですか?)

「あっついっすよ。あっついからうまいんだよ」

実は74年前、最初に提供を始めたのはラーメンでした。

【固チャーシューメン850円(税込み)】

【「ポイント★鶏のだしが溶け込んだスープ」】

【「ポイント★コシのある中細ちぢれ麺」】

【「ポイント★昔ながらの親鳥のもも肉を使ったチャーシュー」】

■山梨から(40代)
「めっちゃおいしいです」

■佐久市内から(50代)
「小さい時から通ってます。小学校の時かな。(味は)変わってない」

【ささみかつ丼900円(税込み)】

【「★ポイント★8年かけて開発それ以来66年間継ぎ足しのソース」】

【「★ポイント★佐久市臼田地区・浅科地区の米使用」】

■店主・山崎敦雄さん(62)
「おいしかったと言われる時が一番うれしい。今と同じで家族連れの方に、たくさん来ていただいて楽しんでもらえればと思う」

【店情報】
時間:午前11時半~午後1時45分LO 午後5時半~午後7時45分LO(早く閉まることも)
休み:火曜日(たまに連休あり)
電話:0267-82-2330

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