2日(月)は広い範囲で爽やかな秋晴れとなる予想。ただ、北日本では午後から雨の降る所がありそうだ。台風14号が近づく沖縄地方は、次第に波が高くなる見込み。
各地でカラッと秋晴れ
大陸から高気圧が張り出すため、全国的に晴れる所が多くなる。高気圧と共に乾いた空気が流れ込み、カラッとした爽やかな青空が広がりそうだ。西日本と東日本は、天気の崩れもほとんど無く、絶好の洗濯日和となるだろう。これから朝晩は冷える日が増えるため、布団を干したり、厚手の洋服を洗濯しておくなど、本格的な秋への準備をするには最適な日となる。
北日本や北陸 ゆっくり下り坂
ただ、北日本は上空に寒気が流れ込む影響で、午後は雲が出やすく、日本海側を中心に一部でにわか雨がある予想。夜は降る範囲が広がり、大気の状態が不安定となるため、局地的な激しい雨や落雷に注意が必要だ。夜遅くになると北陸でも一部で雨が降るため、洗濯物の干しっぱなしには気をつけたい。
これまでの暑さとは一味違う
最高気温は関東から九州にかけて29℃前後の予想。鹿児島で31℃、高知で30℃など、まだまだ真夏日の所もある。この時季としては高い気温だが、各地とも湿度が低く、日中の最小湿度は40%以下の所が多くなる。これまでのジメッとした暑さからは一転、カラッとした暑さになりそうだ。
台風14号 沖縄で波高まる
台風14号はフィリピンの東を発達しながら進み、3日(火)から5日(木)頃に非常に強い勢力で、石垣島など先島諸島に近づくおそれがある。2日(月)から次第に影響が出始め、波の高さは先島諸島で4メートル、沖縄本島で3メートルなど波が高くなる予想。近づく前から高波に注意が必要だ。なお、台風の進路次第で、先島諸島は4日(水)頃に暴風となるおそれがあるため、今後の動きに注視したい。
(気象予報士・小林雅美)