猪木さん命日に千人墓参 「燃える闘魂」しのぶ

アントニオ猪木さんの命日にブロンズ像と腕を組むファンの女性=1日、横浜市鶴見区の総持寺

 元プロレスラーで、参院議員も務めたアントニオ猪木(本名猪木寛至)さんが79歳で死去して1年となった1日、命日に合わせ約千人のファンらが横浜市鶴見区の総持寺の墓所を訪れ「燃える闘魂」のキャッチフレーズで愛された故人をしのんだ。

 亡くなった午前7時40分から記帳を開始。象徴だった赤いタオルを巻いて手を合わせる人や、猪木さんのブロンズ像の顎を触るファンも多くいた。弟の猪木啓介さんは「しんみりではなく、楽しく皆さんが会いに来てくれた。兄貴は寂しがり屋だから、ありがたい」と感謝した。

 青森県から訪れた50代の男性は「常識外れなことでも挑戦して実現する姿に元気をもらっていた」と話した。

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