物価高でも支え合う心大切に 赤い羽根共同募金運動・新潟市で開始セレモニー

赤い羽根共同募金運動の開始セレモニーで募金する園児=10月1日、新潟市中央区

 赤い羽根共同募金運動が10月1日、全国一斉に始まり、新潟県の開始セレモニーが新潟市中央区の新潟日報メディアシップで行われた。物価高などで生活に苦しむ人も多い中、改めて市民の支え合いを呼びかけた。

 運動は1947年に始まり、2023年で77回目。セレモニーでは、県共同募金会の佐藤明会長が「新型コロナウイルスや物価高騰の影響で困窮を余儀なくされている人を支えるためにも、一層運動を進めていきたい」とあいさつした。

 共同募金の助成で園バスを整備した阿賀野市の安野こども園から年長児14人も参加。感謝のメッセージと歌を披露して早速、募金箱にお金を入れていた。

 運動は2024年3月末まで。22年度は新潟県内で約4億4千万円が集まり、地域福祉やボランティア活動などに使われている。23年度は約4億7千万円を目標にする。

© 株式会社新潟日報社