〈金沢城リレーマラソン〉秋駆ける3700人 家族や仲間と

秋の気配が漂う城内で一斉にスタートを切るランナー=金沢城公園

 北國新聞創刊130年記念「利家とまつ」金沢城リレーマラソン2023~秋の陣~(同実行委、北國新聞社主催)は1日、金沢城公園内の特別周回コース(1周1.9キロ)で行われた。357チーム約3700人が、秋風が吹き抜ける城内を力いっぱいに駆け、たすきを通じて家族や仲間と絆を深めた。

 大会は若松梱包運輸倉庫(白山市)が特別協賛した。22周するフル(42.195キロ)は一般と職場仲間、11周のハーフ(21.0975キロ)は一般とガールズの各部門でタイムを競い、4時間耐久部門はチームで時間内の周回数を争った。

 フルの一般は石川県内の愛好家でつくる「stylish」が2時間10分55秒で制し、「春の陣」を含めて5大会連続の総合優勝を果たした。フルの職場仲間部門は「TEAM防人」、ハーフの一般は「金沢大学附属病院放射線」、ハーフのガールズは「勝山RC」が1位となり、4時間耐久は「Q兵衛」が栄冠に輝いた。

 ハーフの一般にはロンドン五輪柔道女子金メダリストで、北國新聞でエッセー「野獣の子育て」を連載する松本薫さん(金沢学院大附属高OG)がゲスト参加したほか、吉本新喜劇の吉田裕座長らがステージでミニ新喜劇などを披露し、会場の熱気を高めた。

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