秋の空気に入れ替わり体感ガラリと変化 西・東日本は秋晴れ 北日本は大気不安定

 日本付近は前線が通過し、秋の空気に入れ替わった。きょう2日(月)は、大陸の乾いた空気をもつ高気圧に次第に覆われるため、西・東日本は広い範囲でカラッと晴れる見込み。一方、沖縄や北日本は、雨の降る時間がありそうだ。特に北日本では、雷雨や強雨、突風などにも注意したい。

西・東日本は秋晴れ 北日本は不安定

 きょう(月)は、西・東日本は日中、秋晴れになる見込み。洗濯日和で、衣替えもはかどりそうだ。ただ、北陸は、夜、にわか雨に注意したい。東北も、昼間は広い範囲で日差しが出るが、午後は日本海側を中心に雨の降る所があり、特に夜は広く雨や雷雨になる見通し。あす(火)明け方にかけては土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要だ。北海道は太平洋側で晴れるものの、日本海側を中心に雨が降る見込み。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要になる。

蒸し暑さからカラッとした暑さに

 けさの最低気温は、福岡や大阪、名古屋などで約3か月半ぶりに20℃を下回り、東京も21.8℃まで下がった(午後5時現在)。長袖でちょうどいいくらいの涼しさになっている。

 日中の最高気温は、関東から西で30℃前後で、鹿児島で31℃、熊本や高知、甲府などで30℃と真夏日になる予想。東京都心は28℃と、半そでの陽気が続きそうだ。ただ、各地、湿度は低く、日陰では過ごしやすく感じるかもしれない。朝晩と昼間の気温差が大きくなってきた。カーディガンなど脱いだり着たりしやすい服装でうまく調節したい。一方、北海道は、昼間も長袖が活躍しそうだ。

台風14号 今週中ごろ中心に影響か

 フィリピンの東にある台風14号は、きょう(月)午前3時に強い勢力に発達した。今後、非常に強い勢力にまで発達し、3日(火)から5日(木)頃にかけては沖縄の先島諸島に接近するおそれがある。先島諸島では、3 日(火)にかけて次第に強い風が吹き、海上はうねりを伴い、しけや大しけになる所がある見込み。今後の情報に注意したい。

(気象予報士・丸田絵里子)

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