アトレティコが2点差をひっくり返し3連勝!CLフェイエノールト戦へ弾みをつける【ラ・リーガ】

[写真:Getty Images]

アトレティコ・マドリーは1日、ラ・リーガ第8節でカディスと対戦し3-2で勝利した。

リーグ戦2連勝中のアトレティコが、3試合勝利のないカディスをホームに迎えた一戦。直近のオサスナ戦を2-0で勝利したアトレティコは、その試合からスタメンを3人変更。出場停止のモラタやヒメネス、リーノに代えてアンヘル・コレア、リケルメ、アスピリクエタをスタメンで起用した。

アトレティコは開始早々の3分に決定機。ダイレクトパスで右サイドを崩すと、M・ジョレンテの折り返しをニアに走り込んだアンヘル・コレアが落とし、最後はグリーズマンが左足で狙ったが、シュートは右ポストを直撃した。

良い入りを見せたアトレティコだったが、12分に失点を許す。中盤でのボールロストからカウンターを受けると、右サイドを抜け出したクリス・ラモスのクロスをゴール前に走り込んだルーカス・ピレスに流し込まれた。

先制を許したアトレティコは27分にも、GKレデスマのゴールキックがクリアを試みたアスピリクエタの頭を掠めると、DFの裏に抜け出したロジェールにループシュートを流し込まれた。

2点を追う展開となったアトレティコは32分に反撃。コケのロングスルーパスから決定機を迎えたアンヘル・コレアのシュートは相手GKに阻まれたが、こぼれ球から二次攻撃を仕掛けるとバイタルエリア中央右でボールを受けたアスピリクエタのクロスをアンヘル・コレアがヘディングでゴール右隅に流し込んだ。

ハーフタイムにかけても攻勢を強めたアトレティコだったが、同点ゴールは奪えず、1-2で前半を終えた。

迎えた後半、アトレティコは開始47秒で同点に追いつく。ボックス右手前で深くまで侵入したアンヘル・コレアの落としからM・ジョレンテに決定機が訪れると、シュートは飛び出したGKに弾かれたが、こぼれ球をモリーナがダイレクトシュート。これがゴール前のDFに当たり、そのままゴールに吸い込まれた。

開始早々の同点弾で後半の主導権を握ったアトレティコは、51分にもグリーズマンのシュートがゴールを脅かしたが、これはGKレデスマの好セーブに阻まれた。

勝ち越しを狙うアトレティコは、61分にM・ジョレンテ、コケ、リケルメを下げてリーノ、デ・パウル、ヒメネスを投入する3枚替えを敢行。すると66分、右サイドを突破したモリーナのクロスを受けたリーノがバランスを崩しながらも繋ぐと、ボックス左深くまで侵入したサウールの折り返しをアンヘル・コレアが流し込んだ。

その後、互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。それでもアトレティコは80分、サウールとのワンツーでゴール前まで侵入したデ・パウルにチャンスが訪れたが、これは飛び出したGKに阻まれた

結局、試合はそのまま3-2でタイムアップ。逆転勝利でリーグ戦3連勝のアトレティコが、チャンピオンズリーグ(CL)2戦目のフェイエノールト戦に大きな弾みを付けている。

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