国枝慎吾「勇気をもらいながらプレーしていた」妻の存在の大きさを明かす 競技前は手作りおにぎり、試合中にはアイコンタクト

元車いすテニスプレーヤーの国枝慎吾が29日放送の日本テレビ系『Google Pixel presents ANOTHER SKY (アナザースカイ)』に出演。今年1月に現役を引退した国枝が、選手時代のプライベートを明かした。

今回の旅でロンドン・ウィンブルドンを訪れ、初めて食を楽しんだ国枝。選手時代の食生活は「海外へ行ったら朝ご飯はホテルで食べて、昼は大会のご飯を食べて」と、全く現地の食を楽しむことがなかったという。一方、競技前には「妻がおにぎり作ってくれたりもしたので」「テニスって、試合が何時に始まるか読めないスポーツじゃないですか。手軽に補給できるものとなると“おにぎり”だったりするので」と、実は妻手作りの“おにぎり”が力になっていたことを明かした。

ロケ中、「(リアクション)薄い?大丈夫?」と、自身のリアクションの薄さをやたらと気にする国枝。実は選手時代、「大会期間中、僕、しゃべらなくなるんで」と、口数が少なかったことを告白。その真意について「少しでも体力をセーブしたいと。コーチ、トレーナーともほとんどしゃべらない。妻ともしゃべらないですし、試合の当日は。もう本当に全てを試合のために」と打ち明けると、今田は驚いた様子で「しゃべる体力を試合に取っておこうっていう?」と質問。国枝は「そうです」と即答し、「錦織(圭)くんも言ってたんですけど、“一言一言で、HP(ゲームでいう“体力”の意)が1ずつ減っていかない?”みたいな話、昔したことがあって。本当に共感してたんで」と、プロテニス選手2人のストイックな一面を明かされると、今田は「極限だな」と驚きを隠せなかった。

国枝は、妻とイギリスで初めて買い物をしMC2人にお土産を買ってきた

そんな国枝は、試合に帯同し観戦してくれていた妻について、「僕、結構そのチームの、応援してくれる姿とか見る方なんですよ。よくアイコンタクトする方なんですよね、試合中に。勇気もらうみたいな」と話し始め、「まず1番最初に目が合うのは妻なんです。“もういけるぞ”っていうふうに、目でも言ってくれるので、そこは何か勇気をもらいながらプレーしてた」と存在の大きさを明かすと、今田は「頼りになりそうやな」と思わず声を上げ、締めくくった。

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