音楽祭で活気ある宮古に 市民団体が7日に初開催

宮古市街地を盛り上げる「みやこまち音楽祭」を企画した市民有志

 宮古市の市民団体が7日、中心市街地を会場に「みやこまち音楽祭」を初開催する。まちなかに五つの屋外ステージを設け、地元で活動するミュージシャンらが演奏を繰り広げる。新型コロナウイルス禍で表現の場が制限されてきた中、市民の手で「まちに音楽と笑顔があふれる一日」をつくり上げる。

 会場は宮古駅前広場(栄町)からうみどり公園(新川町)のエリアに5カ所設置。午前10時から午後4時の6時間にわたり、ロックやジャズ、演歌など多彩なジャンルの約30団体が出演する。共に同市出身のシンガー・ソングライター村松徳一さん、トランペッター牧原正洋さんも登場。観覧無料で複数の会場を歩いて巡る楽しみがあり、キッチンカーや屋台も出店する。

 市民が地域の活性化について考える「みやこ/まちづくり研究会」(高岩富郎会長)が主催。音楽好きのメンバーが多いこともあり、「音楽の力」でまちの活気、にぎわいを生もうと継続的に開催できる音楽祭を企画した。初回の今回はサントリーホールディングス(大阪市)の「みらいチャレンジプログラム」の助成金を活用する。

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