食べて応援を 月間運動キックオフ JAグループがイベント()

体験で作ったスムージーを飲む親子(1日、東京・二子玉川で)

JAグループは1日、「国消国産」月間のキックオフイベント「国消国産カフェ&マルシェ」を東京・二子玉川で開いた。農業者らが農産物やスイーツを販売し、消費者と交流した。スムージー作り体験やトークショーも企画し、国産農畜産物の魅力を発信。多くの人でにぎわった。

カフェブースでは、JA女性組織が開発したスムージーや米粉のスイーツなどを販売。マルシェブースでは、JA青年組織の生産者が作った農産物や加工品など約35品が並び、全国農協青年組織協議会(JA全青協)理事らが、消費者にこだわりを紹介していた。

洋梨と、いちごジャム、牛乳で作るスムージー作り体験には、多くの親子が参加。3歳の息子と参加した都内の40代主婦は「子どもが生まれてから国産を選ぶ意識が高まったので、買っていきたい」と話した。

国消国産の意義を考えるトークショーも開催した。食料自給率が38%に低迷していることや、農産物の価格転嫁が進まない現状を紹介。JA全青協の稲村政崇会長は「国産を食べて応援してほしい」と呼びかけた。JAグループサポーターの林修さんは「一人一人の行動が日本の農業を守る」と強調した。

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