「デザイン経営」と呼ばれる、企業の本質的な課題を発見し、解決に向けた戦略を立てて実行する手法がある。大分市のクリエーティブディレクター、越田剛史さん(41)はデザイン経営を前面に打ち出し、顧客と伴走しながら新商品やサービスの開発などを支援する。伸び悩んでいた顧客のサービスが、越田さんが支援したことで申込数が年間10~20倍になったケースもあるという。
越田さんは大分市のデザイン会社「Design totte」(デザイントッテ)の代表取締役。もともと個人事業主としてチラシからウェブサイトまで幅広いデザインを手がけてきた。「成果物を作って終わりではなく、その先にも長く顧客に関わっていきたい」との思いから、2015年に法人化した。