貧困問題をテーマに本紙が2014年に連載した「だれも知らない~みやざき子どもの貧困」を読んだのをきっかけに、子どもたちへの支援に役立ててほしいと陰ながら米を寄付し続けてきた男性がいる。国富町嵐田の農業、日高久吉(ひさよし)さん(68)。毎年10月上旬、収穫したての新米をその日のうちに軽トラに乗せ、本紙取材班に届けてきた。「腹を満たしていれば何とかなる。応援している気持ちが子どもたちに伝われば」と日高さん。寄付量は決まって毎年300キロ、10年目の今年で累計3トンに上る。
本紙連載きっかけ 困窮世帯に新米寄付10年 国富町・日高さん
- Published
- 2023/10/02 05:59 (JST)