筑波大、永田学長が講演 「つくばを世界水準に」 開学50年 茨城

特別講演した永田恭介学長=つくば市天王台

開学50周年を迎えた筑波大は1日、茨城県つくば市天王台の同大大学会館で、「これからの50年の行く先」をテーマとした永田恭介学長の特別講演会を開催した。今後の同大のビジョンについて、永田学長は「固定化された社会の変革を目指して次の50年を歩きたい」と強調した。

講演では、これまでの同大の歴史や研究について紹介。その上で、日本の固定化された社会を変えるために、同大の「国際性と多様性の日常化」や「つくばと世界との連携」などを中目標として掲げつつ、「地域のコミュニティーの中心となり、つくばという地域を世界のステージに引き上げたい」と力を込めた。

同大は、この10月で開学50周年を迎えた。地域の人に同大に親しんでもらおうと、同日、記念イベント「デザインザフューチャーマルシェ」を、同市天久保の筑波キャンパスを中心に開催。講演会や学生らによる海外の国や文化の展示紹介などのイベントを行った。

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