笑福亭鶴瓶が超貴重な漫才披露 シンデレラエキスプレスと芸人やテレビの裏話33分、爆笑の渦

落語家の笑福亭鶴瓶(71)が1日、大阪市内で行われた「シンデレラエキスプレス結成35周年記念公演」に特別ゲストとして出演。漫才コンビ・シンデレラエキスプレスの松井成行(59)と渡辺裕薫(55)と3人で漫才を披露した。

鶴瓶の超貴重な漫才とあって、登場するなり、400人で満席となった客席からは大きな拍手が送られた。「シンプレ(シンデレラエキスプレス)は、まあ知っているけど、日常でそんなに話をしたことないなあ」とつれない言葉をかけながらも、桂ざこばのケンカなど先輩芸人との面白エピソード、テレビでの裏話をまじえて、場内を笑いの渦に巻き込んだ。途中、もうひとりの特別ゲストで人気ラジオパーソナリティーの近藤光史(76)の秘密を暴露すると、その近藤が乱入して〝4人漫才〟になる場面も。33分間にわたる熱演となった。

渡辺にとっては漫才師になるきっかけをつくってくれた恩人。大学1年生の時に学園祭に来た鶴瓶に「松竹芸能に入るなら、どうしたらいいんですか?」と直訴したところ、養成所があることを教えてもらった。披露宴には主賓として出席してもらうなど、公私ともに世話になっている。

夢のコラボに渡辺は「(漫才が終わって)次の現場に向かわれたんで。お忙しい中、本当に来てくれたので、無理を言いました」と感謝。「分かっていても師匠はノッてくれはるんで、本当に芸人やと思います。もう久しぶりに緊張というか、心地よいですね。記念になりました」と満足そうに振り返った。相方の松井も「テレビの横綱とラジオの横綱とご一緒させていただいて。なかなかないかもしれませんね」と笑顔だった。

(よろず~ニュース・中江 寿)

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