東・西日本は午後も晴れる所が多く、各地で気温が平年を上回るが、空気が乾くので過ごしやすい見込み。一方、北日本は大気の状態が非常に不安定で、今夜は東北の日本海側を中心に、局地的に雷雨のおそれがある。土砂災害や低い土地の浸水、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要だ。

洗濯日和

　東・西日本は広く高気圧に覆われて、朝から晴れている所が多い。きのうまで湿気が多かった東京都心でも、きょう（月）明け方に乾いた空気に入れ替わり、ようやくこの時季らしい風の心地良さを感じられるようになった。関東から西はこのあと、最高気温が28℃～31℃くらいまで上がるが、カラッとした空気で汗が乾きやすい見込み。洗濯物の仕上がりに関しては、言うまでもなさそうだ。

　一方、北日本は上空寒気などの影響で、あす（火）明け方にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込み。東北の日本海側を中心に天気が変わりやすく、雷を伴った強い雨が降り大雨となる所がありそうだ。新潟県の下越や佐渡でも、今夜は急な強い雨や落雷などに注意が必要となる。

10月らしく

　東・西日本はあす（火）も広く晴れるが、午後は次第に雲が多くなってきそうだ。4日（水）午前中は太平洋側の所々で雨が降り、午後は北陸でも雨の降る所がある見込み。週の後半は太平洋側で秋晴れとなるが、北陸から北の日本海側は寒気の影響を受けやすく、変わりやすい天気が続く見込み。東北北部や北海道は週末かけて気温が下がり、秋が深まってきそうだ。

台風14号　高波に注意・警戒

　強い台風14号は今後、非常に強い勢力にまで発達し、あす（火）～5日（木）ごろにかけて沖縄の先島諸島に接近するおそれがある。先島諸島は、あす（火）は非常に強い風が吹き、沿岸海域はうねりを伴い大しけとなる見込み。台風の進路によっては沖縄本島地方でも、あす（火）は大しけとなるおそれがある。引き続き、高波に注意・警戒が必要だ。

（気象予報士・高橋和也）