吉岡里帆&永山瑛太「時をかけるな、恋人たち」ゲストで泉澤祐希、吉澤嘉代子、清水くるみ、吉村界人らが出演

フジテレビ系で10月10日にスタートする火ドラ★イレブン「時をかけるな、恋人たち」(火曜午後11:00=関西テレビ制作)の物語序盤で、令和にやって来る恋人たちを演じる各話ゲストの情報が解禁。また、主題歌はChilli Beans.、オープニング曲はPEOPLE 1が担当することが決定した。

「時をかけるな、恋人たち」は、タイムトラベルと恋を掛け合わせた“今”を大切にしたくなる新感覚のSFラブコメディー。劇団「ヨーロッパ企画」の主宰・上田誠氏が脚本を担当する“タイムパトロールのお仕事もの”ד時空を超えたラブストーリー”のオリジナル作品だ。令和の時代に広告代理店でアートディレクターとして働く常盤廻(吉岡)は、未来からやって来たタイムパトロール隊員・井浦翔(永山瑛太)と出会い、特命を受けて一緒に違法なタイムトラベラーを取り締まることになり、次第に時を超えたロミオとジュリエットばりの禁断の物語が始まる。廻、翔と一緒に違法トラベルを取り締まる“超クセの強い“未来人タイムパトロール隊員に、伊藤万理華、じろう(シソンヌ)、石田剛太が出演するほか、廻と翔の恋に交わってくる役どころで、西垣匠、田中真琴、夏子が出演する。

10月10日放送・第1話で、廻と翔は23世紀に生きる青年を取り締まる。そんな、23世紀人の青年・横井大知を演じるのは泉澤祐希。大知は、許可のないタイムトラベルで令和に降り立ったうえに、路上ミュージシャンの音楽にほれてしまい、マネジャーとして支えている。その令和の路上ミュージシャン・綿谷ジュン役には、ドラマ初出演となるシンガー・ソングライターの吉澤嘉代子が抜てきされた。未来人は過去人に影響を及ぼしてはいけない、ましてや恋に落ちてはいけない――。歴史の改変を防ぐため、翔たちは2人の記憶を消して大知を元の時代へ戻そうとするが、今夜の単独ライブが終わるまで待ってほしいと懇願されてしまう。時をかけてまでやって来た違法タイムトラベラーの許されざる恋をかなえるため、新人隊員の廻はどうやってつじつまを合わせるのか?

大知役・泉澤は「非常にそそられるキャラクター設定で、『それだけでやりたい!』と思いました。未来人といえども、人の心はあるわけで、甘く切ないストーリーになっています。第1話から伏線が張られていて、最終話で『そうだったのか!』と判明するので、最後まで楽しんでください」とアピール。

吉澤は「ドラマで役をいただくのは初めてだったので、ガチガチに緊張していました。撮影中、業界用語にポカンとしていると横でさりげなく教えてくれる里帆ちゃんの存在がずっと心強かったです」と、親交が深いという吉岡に支えられたエピソードを披露。吉澤自身の楽曲「ゼリーの恋人」からインスピレーション受けて作られた楽曲「ゼリーな恋人」を劇中で歌うシーンもあり、泉澤も「吉澤さんが演じるジュンの歌声が素晴らしく、聴き入ってしまいました」と絶賛している。

10月17日放送・第2話で描かれるのは、23世紀から家出してきて令和の工事現場で働いている少年と、その少年の担任だった女性教師との禁断の恋。鳴海唯が、生徒との許されない恋に悩みながらも、過去に逃避行してきた高校教師・西キョウカ役を務める。キョウカへのけなげな恋を守ろうと必死に大人ぶる少年・古市ヒロキ役は南出凌嘉が担う。教師と生徒の愛の逃避行先は過去なのか!? 翔が身柄を確保すると、ヒロキは悪びれる様子もなく、駆け落ちによる違法トラベルをあっさり認める。しかし、翔は2人の禁断の恋にかつての自分と廻を重ねてしまう。

鳴海は「SF×ラブストーリーという、全く新しいジャンルへの挑戦だったのですごくワクワクしました」と目を輝かせて、「教師役も初めてだったので、実際の教師の友人に話を聞いたりしながら役づくりをするのも、とても貴重な体験でした。未来では、キョウカはかなりの重罪を犯しているけど、そこまでして、生徒のヒロキと一緒にいたいと思った彼女にしか分からない、孤独や心の葛藤に寄り添って、演じられればいいなと思いました」と撮影を振り返る。一方、南出は演じた役について「ヒロキは少し家庭環境が複雑でそれを救ってくれた先生を好きになって、恋に盲目になってしまう男の子です」と説明し、「今まで演じさせていただいたことがない役柄だったので、演じていて楽しかったです! 先生との恋に、自分では若く無力で何もできないという悔しさを表現できるように、先生と一緒にいたいという思いから強がっている姿なども表現できるように意識して演じました」と、禁断の恋に臨んだ心境を明かしている。

10月24日放送・第3話では、23世紀で役所勤めするかたわら、何度も令和に足を運んで夜の歓楽街へ足しげく通っている公務員女性を、廻と翔が取り締まる。公務員のカタブツ女子・水無瀬チサに扮(ふん)するのは清水くるみ。廻と翔はカップルのふりをしてチサを尾行し、ホストに入れあげていることを突き止める。チサが夢中になっているホスト・永遠役に吉村界人が起用された。「彼も運命を感じてくれてると思います!」と相思相愛であることをアピールするチサだが、永遠は疑似恋愛させることをなりわいとしたホスト。一方通行の恋だと判断した一同は、有無を言わせず強制送還しようとするが、チサは永遠とデートの約束をしていると必死に抵抗する。実は永遠も彼女を捜しているようだ。

清水は「初めて永遠に一目ぼれした感覚や、ピュアに彼を思う気持ちを大事に演じました。パトロール基地の皆さんが本当に面白くて楽しくて! カットがかかった瞬間に吹き出しちゃうシーンが多々ありました!」と撮影を楽しんだ様子。第3話の見どころにも触れ、「永遠とチサのピュアな恋愛を間近にして、廻と翔の関係性にも変化があるかも!?という回なので、ドラマの主軸の部分も私たちの恋模様も、両方に注目していただけるとうれしいです!」と笑顔でコメント。また、吉村は「自分は割と地味な人間なので、こういった派手な人柄は難しかったですが、ホストとしてのサービスと好きな女性といる心のはざまに常に居続けようと努めました」と苦労を語る。続けて「現場では勝手ながら、吉岡さんと永山さんにドラマの自由度を教わりました。翔のセリフにある“恋に落ちるのに、理屈はない。”という、青くさいけどすてきな言葉が皆さんに刺されば本望です」とメッセージを寄せた。

主題歌に「I like you」が起用されたChilli Beansは「この曲は、大事な人を思う気持ちをそのまま描きました。皆それぞれ人のいろいろな気持ちをたくさん考えたり、ぐるぐるしてしまう時もあると思うけど、最後に残るのはすごくシンプル。その人のことを大事に思う気持ちだと思ったので、メロディーやリズムもシンプルに言葉もできるだけストレートに描きました」と制作エピソードを披露。「生きていたらいろいろなことがたくさんあるけど、君の生きている日常が好きだよ、君の全部を見守ってるよと、ドラマと一緒にこの曲を通して伝えられたらいいなと思います」と思いを伝える。

また、オープニング曲は、PEOPLE 1の「ドキドキする」に決定した。メンバーのDeuは「意匠を凝らしたこの作品にオープニングナンバーとして携われたことを光栄に思います。僕なりにこの物語を解釈し、大変癖のある楽曲に仕上げたのでドラマとともに楽しんでいただければ幸いです」とコメント。ネクストブレークが期待される2組のアーティストが音楽面でも物語に花を添える。

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