重文の案内看板に黒色液体 墨か、長野・小諸城址

 長野県小諸市の小諸城址懐古園内にある国重要文化財「三之門」の案内看板と近くの石垣に、墨とみられる黒い液体がかけられたことが2日、同市と県警への取材で分かった。

 市などによると1日朝に市の職員が気付き、門を所有する懐古神社の関係者が通報した。看板の所有者を確定させて被害届を出す方針という。

 市によると三之門は1596~1624年に創建され、江戸期に大洪水で流失し再建されたと考えられている。1993年に国の重要文化財に指定された。

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