愛知県瀬戸市で、3つの保育園を運営する社会福祉法人の64歳の前理事長が、園の積立金などからおよそ2億5000万円を着服していたことがわかりました。
瀬戸市などによりますと、社会福祉法人「菱野団地子どもセンター」の64歳の前理事長の男性が、在職中の2019年7月からことし8月までに、園の建て替えなどに備える積立金などから、合わせて2億4700万円あまりを着服していたということです。
前理事長はSNSで知り合った人物から、動画投稿サイト「TikTok」の中で店を出すことを持ちかけられて、自身の預金も含めておよそ3億5000万円を振り込んだとみられ、ことし8月に他の理事らに相談し、自ら辞任しました。
社会福祉法人は近く業務上横領の疑いで前理事長を刑事告訴する方針です。瀬戸市は昨年度、3つの園への補助金としておよそ2億4000万円を交付しています。
