北朝鮮外務省が「ノルドストリーム」爆破めぐり談話…ロシアは無関係

北朝鮮のキム・ジョンギュ外務省ロシア担当局長は2日、「ノルドストリーム」爆破事件をめぐり、ロシアは無関係だとする談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

2022年9月26日、ロシアとドイツを結ぶ天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム」の一部が爆破され、大量のメタンが環境に漏れ出す事件が発生した。事件をめぐって、ロシア、米国、英国、親ウクライナ派グループなどが、爆薬を仕掛けた犯人として糾弾されているが、真相は不明だ。

談話は、「爆発事件にロシアが無関係であることは、世界の権威あるメディアと専門家によって、すでに資料的に十分に立証された」と断言した。

一方、「米国と西側を事件の背後に指定させる論ばくできない証拠が次々と公開されて国際的物議を醸した」としながら、「米国と西側は事件の調査に当事国であるロシアを参加させ、国連の管轄下に国際共同調査を行おうというロシアの正当な要求を必死になって拒否し、現在まで行われた調査状況をロシアに通報さえしていない」と指摘した。

つづけて、「ガスパイプライン爆発事件に残っている自分らの犯罪の痕跡を覆い隠してみようとする愚かな術策に過ぎない」と非難した。

そのうえで、「正義と真理を愛する国際社会は、ロシアの公正で妥当な要求に声を合わせ、米国と西側の不法非道な独断と専横を絶対に容認してはならないであろう」と強調した。

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