小3が発明した超お手軽おやつが「天才だよ!」「未来の焼きおにぎり」と話題 余りがちな食材をアレンジ

生春巻の皮のイメージがあまりにも強いライスペーパー。しかし、それに待ったをかける料理を小学3年生が発明。その料理名は「ライスペーパーに醤油を塗って炙ったやつ」という、ド直球の逸品が話題を呼んでいる。

yancya(@yancya)さんが8月27日、自身のX(旧・ツイッター)に「末っ子が発明した料理『ライスペーパーに醤油を塗って炙ったやつ』が異常に美味い」と投稿。約1カ月後の9月27日に「地道に研究開発が進んでいる 信じられないくらい美味いこれ」と“謎の料理”の写真を公開した。

チップスのような見た目に、ほんのりと醤油の色合い。これはまさに「ライスペーパーに醤油を塗って炙ったやつ」としか言いようがない。10月2日時点で4万件に迫るいいねが集まり「ライスペーパー買ってこよ!」「良いつまみになりそう」「面白い 未来の焼きおにぎり」「これ北京ダックよろしく『焼きおにぎりのいちばん美味しいところ』だけ集めて食べてるようなモノだよ!天才だよ!」などの声が集まった。

レシピはいたって簡単。
①ライスペーパーを濡らす
②醤油を塗る
③のりを貼る
④クッキングシートの上に並べ、電子レンジで2分30秒(600W)
と正確には炙っているのではなく、電子レンジを使用している。

その味をyancyaさんは「『おこげ』に近い」と表現。「お釜でごはんを炊いたときに出来る薄いデンプンの板ですね。あれを意図的に生成出来るというのが画期的でした。もちろん、焼きおにぎりの風味や磯辺焼きの味の要素も感じられます」とした。

誕生のきっかけを「長女が友達の家に泊まりに行った際に、バニラアイスをライスペーパーで包んだ『自家製雪見だいふく』が振る舞われたようで、それに感銘をうけて」と明かし、ライスペーパーでスイーツを自作する試みが始まったという。

試作と失敗を繰り返し、たどり着いたのが「砂糖醤油を塗って電子レンジ」という手法。「砂糖が入っていることで焦げができてしまったのですが、醤油が生み出す風味が良いという知見が得られました」と光が差した。「スイーツを自作する」から始まったが「おやつになりさえすればよい」と方針転換。最終的に、小学3年生の娘さん(次女)が編み出したお手軽おやつは、のりを加えて完成形にたどり着いた。

味が気になった記者も早速試作し、実食。パリッとした食感におこげの美味しいところを詰め込んだような味わい。のりの風味も香って抜群。気になった人は一度お試しを。

(よろず~ニュース・藤丸 紘生)

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