カンボジア教員が体育授業視察 城東高 岡山のNPOが招待

ダンスの授業を見学するカンボジアの教員ら

 カンボジアの体育教育の支援に力を入れている認定NPO法人ハート・オブ・ゴールド(岡山市北区西辛川)の招待で同国の教員ら13人が2日、城東高(同市中区下)を訪れ、体育の授業を視察した。6日まで岡山県内の小中学校でも授業の構成や指導方法などを学び、現地での実践に生かす。

 城東高では、1年生のグループごとに行う円盤投げとダンスを見学。授業の流れや教員の指示を熱心にノートに書き込み、生徒のダンスのステップを動画や写真に収めた。教員には「週に何回体育の授業があるか」「評価の方法や基準は何か」と質問した。

 高校教員のソック・ヴァンナリンさん(41)は「生徒が楽しそうに取り組む姿が印象的だった。グループ内で互いを評価し合うスタイルを参考にしたい」と話していた。

 同法人は2011年から、カンボジアの教育関係者らを岡山市などに招いて研修を行っている。

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