南紀白浜の夜空彩る 幻想的にランタンと音楽のコラボイベント、和歌山

夜空に一斉に放たれるランタン(和歌山県白浜町で)

 和歌山県白浜町の白良浜で9月30日夜、約500個のランタンが夜空を彩るイベントがあった。その様子を写真に収めようと会場には多くの見物客が訪れた。

 南紀白浜観光協会主催の「南紀白浜ドリームランタン 音と灯(あか)りのコラボレーション」。夏だけでなく、年間を通して観光客を町内に呼び込むことを目的に開催。昨年に続いて2回目だった。

 関西圏のほか、埼玉県、静岡県など遠方からの参加者もいたほか、大阪府から約200人のツアー客があった。当日、ランタンを買い求める外国人観光客の列も見られた。

 参加者は、願い事を書いた短冊を貼り付けたランタンを、音楽が流れる中、ライトアップされた白良浜の空に一斉に放った。ランタンには糸を付けており、参加者は持ち帰ったり、イベント関係者に回収してもらったりした。

 今年は白良浜に特設ステージを設け、昼間に音楽イベントも開催した。

 観光協会の藤田正夫会長は「天気を心配していたが、もってくれて良かった。参加者の声を聞いて、来年の開催について検討していきたい」と話した。

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