歌いまくるクラッシュ・ギャルズ!結成40周年「炎の聖書」「嵐の伝説」など13曲熱唱、次回開催も前向き

女子プロレス伝説のタッグチーム「クラッシュ・ギャルズ」が1日、神奈川・横浜武道館で結成40周年記念イベント「CRASH GALS 40th Anniversary スペシャルライブ―THE TOP―」を開催した。ライオネス飛鳥(60)と長与千種(58)が解散から18年ぶりに合体し、全13曲を熱唱。女子プロレス提供試合では両者の先輩であるジャガー横田(62)も奮闘し、満員となった2600人の観衆を沸かせた。

歌手に徹した。2人のカラーである青(飛鳥)と赤(長与)のペンライトが揺れる中、第1部ではステージでバンドの演奏をバックにデビュー曲「炎の聖書(バイブル)」(84年)を皮切りに、「東京爆発娘!」(85年)、「夢色戦士」(85年)、飛鳥自身が作詞したソロ曲「Just Loving For You…」(88年)、千種のソロ曲「ALL FOR LOVE」(86年)や「友情1987」(87年)などを熱唱した。

第2部では、会場中央のリングで3試合が行われ、第3試合の6人タッグ戦ではいきなり横田とアジャ・コングがベテラン対決。最後は、出場選手中、クラッシュにとって唯一の先輩である横田が加藤園子に横入り式エビ固めで勝利した。

第3部では再びクラッシュの歌唱が続いた。全日本女子プロレス時代から支えられた氏家清春リングアナのコールから、本人役で出演もしたTBS系ドラマ「毎度おさわがせします」の挿入歌であるセカンドシングル「嵐の伝説(レジェンド)」(85年)をはじめ、「イッキにRock'n Roll」(86年)、「日本美人 Hey JAPANESE!」(86年)、クラッシュ最後の楽曲となった「BEAT GOES ON」(88年)と続く。

さらに来年配信予定のNetflixドラマ「極悪女王」に出演する、ゆりやんレトリィバァ(ダンプ松本役)、剛力彩芽(ライオネス飛鳥役)、唐田えりか(長与千種役)を交えた5人で再び「炎の聖書」を熱唱した。

飛鳥は「隣にいたら、やっぱり、やんちゃな千種だった」と振り返り、長与は「ゆうても、40年ですよ。やばいよ。おぎゃー!と生まれた子が40歳だよ」と改めて月日の流れをかみしめながら、「みなさんのおかげで40年という年月を無事に迎えることができました。ほんとに感謝です」と感無量。2人は「ありがたいです」と実感を込めた。

最後に、長与が「次回はいつやってほしいですか」と会場に問うと、「あした!」という声が相次いだ。飛鳥は「明日(月曜)はみんな仕事だからこないじゃん」と突っ込みつつ、長与は「何年も置くと、私達の周りに諸事情が出てくることもあると思いますので、来年…。まぁ、これ1回きりで終わらせることはないように」と次回開催に前向きだった。

退場後もアンコールに応え、最大のヒット曲「嵐の伝説」を熱唱。3時間半近くに及んだライブを締めくくった。

(デイリースポーツ/よろず~ニュース・北村 泰介)

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