広島の冬の味覚「カキ」水揚げ解禁も…暑い日続き異変

10月に入っても暑い日が続きます。こうした暑さからか広島を代表する冬の味覚にも異変です。

澤江カメラマン

「水揚げが解禁され大量のカキがあがっています。広島県民が待ちに待った季節がやってきました。」

勢いよく水揚げされていくカキ。東広島市安芸津町では、解禁日の1日朝早くから作業がスタート。この日はむき身にして、約120kgのカキが水揚げされました。

その場でカキを剥く・・・が、そのカキに異変が起きています。

島村水産 島村広司社長

「ダメですねこれ・・・」

「例年よりだいぶ小ぶりなので、これがもうちょっと大きくなってくれるか心配です。梅雨以降に雨が少ない感じだったのでそれでエサが少なかったんだと思います。」

2023年は特に海水温が高く雨が少なかったため身は小ぶりだということです。

島村水産 島村広司社長

「この9月、10月でこんなに暑い日は記憶にないですね異常だと思います。」

カキ業者はこれから涼しくなることで、身が大きく質の良いカキになることを期待していて、今シーズンの出荷量は例年並みの、2万tを目標としています。

島村水産 島村広司社長

「どんどんこれから身入りがよくなってきて美味しい広島県のカキになると思います。」

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