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玉野市内の4高校(玉野、玉野光南、玉野商工、玉野備南)の生徒有志が企画運営する初の合同運動会「地域交流祭」が1日、同市築港の玉野総合医療専門学校体育館で行われた。学校や世代を超えた約100人が競技を通じて親睦を深め、地域の盛り上げに一役買った。
市民と行政を結ぶ中間支援組織「玉野SDGsみらいづくりセンター」の呼びかけで、4校の生徒が玉野を魅力ある町にしようと提案。5月から準備を進め、7月に実行委を立ち上げ、4校のほか住民からも広く参加を募った。
生徒、住民混合で3チームに分かれ、玉入れ、軟らかい円盤を使うドッジボール「ドッチビー」、借り物競走、ジェスチャーゲームなどに挑戦。コミュニケーションが大切な種目が中心で、幼児からお年寄りまで力を合わせて楽しく競った。リレーで締めくくり、各チームに玉野商工高生が作ったメダルが贈られた。
これまで4校合同の行事はなく、実行委員の玉野備南高1年鈴木七海さん(15)は「準備を重ねる中で他校の人と仲良くなれた。玉野について考えるきっかけにもなった」。住民(65)=同市=は「高校生と接することは普段少ない。一緒に体を動かしていると元気になる」と声を弾ませた。
実行委員長の玉野高2年山内義貴さん(17)は「みんながつながる場をつくれた。今後も続け、玉野を盛り上げたい」と話した。