他のグループホームも実態調査 愛知、食材費の過大徴収で

 愛知県は2日、障害者向けグループホーム運営会社「恵」による食材費の過大徴収問題を受け、他の事業者が運営する全施設を対象とした実態調査を行うと発表した。今月末までに文書で回答を求め、問題が見つかった場合、立ち入り調査を実施する可能性があるとしている。

 大村秀章知事は同日の記者会見で「関係者の不安が高まっている。利用者保護の観点から、早期の調査が必要だと考えた」と理由を説明した。

 調査では、過去3年分の徴収額や実際にかかった食費、各施設と事業者本部との間の費用の流れについて確認するという。

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