来季から2軍参入2球団が会見 ハヤテ「野球愛が届いた」

記者会見する「ハヤテ223」の杉原行洋社長=2日、静岡市

 来季からのプロ野球2軍公式戦への参入が条件付きで承認された「ハヤテ223」とルートインBCリーグ新潟が2日、それぞれ記者会見を開いた。「ハヤテ223」の杉原行洋社長は本拠地とする静岡市で「県民、市民の野球愛が届いた。静岡で選手を育て(1軍に)人材を輩出し、野球振興に貢献していきたい」と抱負を述べ、新潟の池田拓史社長も地元で「課題はまだあるが、正式決定に向けて全力を尽くしたい」と意気込んだ。

 ハヤテは静岡県出身者を中心に首脳陣の人選を進め、11月上旬には選手獲得へ向けトライアウトを実施する。45人程度のうち2割を12球団経験者や外国人選手とし、残りの8割は12球団入りを目指す選手で構成する方針という。

 新潟はBCリーグで17年間、球団経営をしてきた実績がある。池田社長は屋内練習場の整備などを課題に挙げ「スタートラインに立った段階」と気を引き締めた。

 ハヤテはウエスタン・リーグ、新潟はイースタン・リーグに加わる方向で、11月22日のオーナー会議で最終決定する。

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