IoT家電で高齢者見守り 石川・能美、機器の情報一元化

石川県能美市役所で記者会見した井出敏朗市長(中央)とシャープの長沢忠郎部長(右から2人目)=2日午後

 石川県能美市は2日、シャープや三菱電機と連携し、さまざまな機器を通信でつなぐモノのインターネット(IoT)に対応した家電を使った高齢者見守りサービスを始めると発表した。異なるメーカーの家電データを一元化し、行政のシステムにつなげるのは国内初。能美市の井出敏朗市長は「いずれは全世代に広げ、災害時の安否確認にも使いたい」と述べた。

 2024年4月から始める。まずは能美市内の1人暮らしの高齢者と障害者約100人の自宅に、センサーを搭載した三菱製エアコンかシャープ製空気清浄機を市が無償で設置する。

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