英検に新級、25年度導入へ 「準2級」と「2級」の間

 日本英語検定協会(東京)は、2025年度から実用英語技能検定(英検)の「準2級」と「2級」の間に新たな級を導入する方針を決めた。新設は31年ぶりで、難易度は高校2年修了程度を想定。準2級と2級はレベル差が大きいとの指摘を反映した。担当者は「ギャップを埋め、学習者のモチベーション維持につなげたい」と話した。

 協会によると、現在の英検は5級から1級まで七つに分かれている。準2級は高1修了程度、2級は高3修了程度の学力を目安にする。受験者データの分析では、3級取得者が準2級に合格するまで平均約1年だったが、その後、2級に合格するまで平均2年近くかかる。

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