焼けた車から見つかった遺体は親子 父親(48)が娘(2)と無理心中か 警察が捜査 広島

広島県三次市の山道で、焼けた車の中から2人の遺体が見つかった事件で、警察は2日、遺体は広島市の男性(48)と2歳の娘の親子と判明したと発表しました。

2人の遺体が見つかったのは、三次市有原町の山道です。

警察によりますと、27日午後1時すぎ、付近の住人からの通報を受けて駆けつけた警察官が全焼した軽バンの運転席と助手席から2人の遺体を見つけました。

遺体は損傷が激しく、警察がDNA鑑定を行うなどして身元の特定を進めていました。

2日、警察は、遺体は広島市東区戸坂出江の会社員の男性(48)と、男性の娘で東区上温品に住む女の子(2)だと判明したと発表しました。焼けた軽バンは、男性が勤務する会社名義のものだということです。

男性と娘は別居しているということですが、家族構成などについて警察は、プライバシーに関わるとして公表していません。また男性について、過去警察に対して相談歴があったとしていますが、詳しい内容についても公表しないとしています。

警察は、男性が無理心中をはかった可能性が高いとみて捜査するともに、死因を調べるとしています。

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