藤井聡太七冠に“サプライズ花火”700発でエールを送る 七冠のお祝い&八冠達成を願って

史上初の八冠制覇に王手をかけている将棋の藤井聡太七冠。

1日、地元の瀬戸市では、最年少名人と七冠を称える大輪の花火でエールが送られました。

1日の夜、愛知県瀬戸市の夜空を彩った色鮮やかな花火。実はこれ…

(藤井聡太さんお祝い花火・水野和郎実行委員長)
「七冠と名人のお祝いということで、700発」

市制記念日に合わせ、地元出身・藤井聡太七冠の史上最年少名人と七冠達成を祝い打ち上げられた花火…その数、「七冠」にかけて700発。

「町をあげて藤井七冠を応援したい」という市民の声を受け、約3か月前に実行委員会が立ち上がり準備を進めてきました。

(藤井聡太さんお祝い花火・水野和郎実行委員長)
「『陶器の町』と言わなくても、藤井聡太七冠と言うだけで『瀬戸ですか?』と言われる時代になった。ますます藤井聡太七冠には頑張っていただきたい」

実は「祝福の花火」はこれが2回目。
前回は3年前、当時18歳で史上最年少の「二冠達成」を祝い200発を打ち上げました。

以前、藤井七冠は地元・瀬戸市について…

(藤井聡太七冠)
「地元に住んでいると、昔から応援して下さっている方も多いので、すごく励みになっている」

地元の応援が最年少名人、七冠誕生を後押ししていました。

3年前の打ち上げも担当した花火師の磯谷さん。今回はさらに熱が入ります。

(磯谷煙火工場 花火師・磯谷明さん)
「“ケチのつくような花火”はやりたくない。できる限り良いものを持ってきて、一生懸命お祝いしたいと思っている」

混雑を避けるため、打ち上げ場所は非公表に。関係者150人ほどが集まりました。

そして…

約20分間、夜空に広がる光の芸術。

藤井七冠の将棋を思わせる、予想できない展開に市民もくぎづけに。

(地元のファン)
「今まで見てきた花火よりもダイナミックで面白かった」
「“八冠”はすごいことなので、ぜひ取ってほしいと思った」
「地元からパワーを送ります」

花火に込められた地元の熱い思いは、きっと藤井七冠にも届いたはず。

9月27日、名古屋で行われた王座戦第3局で、藤井七冠は永瀬拓矢王座に大逆転勝利し、史上初の八冠制覇に王手をかけました。

達成した暁には…

(藤井聡太さんお祝い花火・水野和郎実行委員長)
「“八冠”は誰も取ったことがない。何をどうしたらいいか…これからみんなで良い知恵を出し合っていきたい」

地元の大応援を受ける藤井七冠が史上初の八冠制覇なるか。

大一番の王座戦第4局は、10月11日に京都で行われます。

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