74歳から101歳の4人がロビーで3週間生活 特別養護老人ホームでエアコン故障 パーティション置かずおむつ交換も

エアコンの故障を理由に、入居者をおよそ3週間ロビーで生活させていたことが分かりました。

愛知県豊橋市が運営する特別養護老人ホーム「つつじ荘」などによりますと、ことし8月、2階に冷気を送るエアコンが故障。

このため、3部屋に入居していた74歳から101歳の4人のベッドを冷房が効くロビーに出して、修理中の20日間生活させましたが、家族に報告しなかったということです。

豊橋市は、9月29日から高齢者虐待防止法などに基づいて職員への聞き取りを行い、パーティションを置かずにおむつを交換していたことも分かりました。

この施設では去年7月にもエアコンが故障し、入居者6人をおよそ4週間ロビーで生活させていたということです。

市は調査の結果、虐待判定委員会が虐待行為と認定した場合、速やかに県に報告する方針です。

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