円下落、一時149円83銭 昨年10月下旬以来の水準

 週明け2日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=149円83銭を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが長期化するとの見方から米長期金利が上昇。日米金利差を材料視した円売りドル買いが進んだ。昨年10月下旬以来の円安ドル高水準となった。

 松野博一官房長官は2日の記者会見で「引き続き高い緊張感を持ってしっかりと対応していく」と述べた。

 午後5時現在は前週末比98銭円安ドル高の1ドル=149円74~76銭。ユーロは53銭円安ユーロ高の1ユーロ=158円31~35銭。国内輸入企業が決済に必要なドルを求める取引もあった。

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