万博チェコ館、建築許可 初交付、近く着工可能に

 2025年大阪・関西万博の海外パビリオンを巡り、大阪市は2日、建築申請をしていたチェコに対し、着工に必要な「仮設建築物許可通知書」を交付したと発表した。通知書の交付は初めて。次の手続きとなる建築確認申請が済めば、最短で月内にもパビリオンの着工が可能となる。

 建設に必要な市への許可申請は多くの国・地域で進んでいない。市によると、許可の前段階となる基本計画書の提出は2日時点でチェコを除き7カ国止まり。仮設建築物許可申請に進んだのはこのうちモナコのみとなっている。

 万博には150超の国・地域が参加を表明し、うち約50カ国・地域が独自パビリオンの建設を希望している。

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