岡田准一 ジャニーズ事務所退所「故ジャニー喜多川性加害問題に起因」「苦渋の決断をさせてしまった」

元V6の俳優、タレントの岡田准一(42)がジャニーズ事務所を11月30日限りで退所する。公式サイトで2日、発表された。

公式サイトでは「この度、弊社所属タレント岡田准一は、2023年11月30日をもちまして、ジャニーズ事務所を退所いたしますことをご報告申し上げます。今後につきましては、芸能事務所を設立し、活動してまいります。日頃より、岡田を応援してくださっているファンの皆様並びにご支援くださっている関係者の皆様には、突然のお知らせとなりましたこと、心よりお詫び申し上げます」と報告された。

そして「今回の決断は、この度の故ジャニー喜多川性加害問題に起因しておりますので、本来、所属タレントを守らなければならない弊社が、会社の問題により所属タレントである岡田に苦しい思いと苦渋の決断をさせてしまったことに、岡田に対しては勿論のこと、ファンの皆様やお取引先様をはじめとするステークホルダーの皆様に対しても大きな社会的責任を感じております。改めまして、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

「岡田自身、ファンの皆様に辛い思いをさせてしまっていることや、将来にわたってご一緒くださる関係者の皆様に、これ以上、ご迷惑をおかけしたくないという思いが強くございました。加えて、自身の年齢やこれからのキャリアを考え、より一層モノづくりや演じることを追究していきたいというビジョンを抱いていたことも、決断に至った理由となります。そして、岡田より思いを聞き、話し合いを重ねた結果、今回の結論に至りました」と経緯を説明した。

「これから、岡田が望む環境で長く活躍できることが最優先されるべきであり、弊社としましては、今後の活動を陰ながら応援をしたいと考えております。これまでも、アイドルから俳優へとキャリアチェンジした自分だからこそ、弊社に残ることで後輩にできることがあるのではないかという考えから、ともに会社を良くしようと様々な提案をしてくれた岡田に対して、心から感謝いたしております。改めまして、これまで岡田を応援してくださった皆様に、心より御礼申し上げます。新たな道を歩むこととなりました岡田准一を、今後ともご支援いただけますと幸いに存じます」と、発表を締めくくった。

岡田准一は1980年11月18日、大阪府枚方市出身。1995年にV6のメンバーとしてデビュー。アイドル活動に加えて、俳優としても実力を発揮。テレビドラマ「木更津キャッツアイ」、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」など注目作に主演。映画「永遠の0」で2015年日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。今年5月公開の映画「最後まで行く」でも主演を務めた。妻は女優の宮﨑あおい。

(よろず~ニュース編集部)

© 株式会社神戸新聞社