エムケイカンパニー事業停止 負債4億6000万円 茨城

破産情報

帝国データバンク土浦支店は2日、アスベスト除去・解体工事業のMK company(エムケイカンパニー、茨城県龍ケ崎市)が今年8月ごろまでに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したと発表した。負債は約4億6千万円を見込む。

同社は2009年に創業し、16年3月に法人化した。東京都内や茨城県内を主な営業エリアとして、マンション、オフィスビルを対象にアスベスト除去工事を主体に、商業施設や公共施設の改修、閉鎖に伴う解体工事も手がけていた。

積極的な営業施策で事業を拡大し、22年1月期は年売上高約17億4千万円を計上した。同年2月以降、受注環境が悪化。同年6月以降は営業や現場管理の従業員の退職が続き、減収を余儀なくされていた。前社長への不明瞭な資金の流れなどが発覚し、資金繰りも限界に達したことから事業の継続を断念した。

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